Search Summit Tokyo2013に行ってきた。Paid Searchセッション編

先日書かせて頂いたように
SEOセッションは大いに賑わいました。
次は、Paid Searchセッションです。
SEOもPPCもパネリストが豪華ですごいな~の一言です。

名前をこちらでご紹介するのが忍びないくらいの
大御所の方たちばかりですので詳細はこちらをご確認ください

Search Summit Tokyo-PaidSearch

PPCセッションでは、飽くまで検索連動型広告に関してお話頂きましたので
リスティング広告という言葉ではなく、Paid Searchセッションということで進みました。

と色々と書く前に阿部さん、杉原さん、治田さんからのエントリーがありますのでそちらをご紹介いたします。

検索連動型広告こそがインターネットを劇的に進化させて来た
Search Summit Tokyo 2013から
ライガー師へのアンサーソング(検索連動型広告こそがインターネットを劇的に進化させて来た)

いつも思うけど、治田さんの文章って格好イイよね。
歯切れが良くて、ホント格好イイ!の一言に尽きる。

それでは、本編に参ります。

Paid Searchセッション:検索の裏側にいるユーザーは誰なのか

検索エンジンが開発費ばかり掛かって赤字事業だった時代を経て
パラダイムシフトしたきっかけとなったのが、将に広告でマネタイズ成功の立役者はリスティング広告だった。

当時(DTC)のシステムは今では考えられないが、他社の入札金額が見れていた。
単なるオークション型の広告に対し検索エンジン側は、よりマネタイズできる仕組みを考え登場したのが品質スコア(品質インデックス)という
概念だった。クリックされる広告が多ければ多いほど、検索エンジン側は儲かる。

単純なオークション型でなくても、クリックされやすい広告が上位に表示されればクリックの数は増える。
1クリック当たりの単価が多少安くても品質スコアを加味した上での順位決定ロジックを導入し検索ユーザーにとって邪魔にならない広告システムに変更した方がより大きな収益になると考え導入したのがPanamaとなる。(2007年)

検索ユーザーが求めている情報や商品、サービスに辿り着くことを主眼に置き広告が邪魔にならない様に配慮しつつも、クリック率の高い広告は
ユーザーに役立つ情報で誰もが(3者間)ハッピーになる活気的なシステムに移行された。

昨今は、新しいデバイスの登場によって検索行動が気軽になっている。
いつでも、どこでも検索が可能になり実際に広告費も伸びている。費用対効果が見え、誰もが出稿でき、費用の大小に左右されない広告はこれからも伸びていく。

そして、Paid Searchがここまで伸びた要因として
顧客のビジネスを次のステージに連れていけることが挙げられる。
事業をエクスパンドできる広告だからこそ、このマーケティング手法は益々需要が伸びるだろうし
顧客ビジネスの伴走者としての運用者はより重宝され、価値が高まるに違いない。

本質的なマーケティングは過去も未来もきっと変わらない。

「検索したユーザーの意図は何なのか、誰なのか」
を突き詰めることができれば、知識は後からでもいい。
例えば、屋形船に乗りたいユーザーが検索しうるワードでかつ成約に近いワードは何か?と問われ「屋形船」と答える運用者はまず、上手くいかない。
それは、自動化等のツール導入にしろ同じで、ツールが全てを解決してくれる訳はなく
検索ユーザーの意図を考え、汲み取れる(コンセプト)上で導入しなければ意味はない。

顧客のビジネスを次のステージに連れて行くことができるマーケティング手法故に革新的ではあるが、本質を捉えユーザーの意図を汲み取ることで永続的にこの市場自体が伸び続けることができる。

こんな感じで、かなり突っ込んだ所を話してくれました。
特に検索連動型広告に従事するヒト達の仕事はプレッシャーが高く要求も多いので実際に離職率も高い。(これについては他のエントリーで書こうと思います)
それでも、業界の先駆者はとても「熱い想い」でこの業界のことを考えていらっしゃるのだと感じました。

気になった業界の未来

このセッションを聞きながら、気になったことがありました。
今後、検索連動型広告が伸びるにつれてインハウスの運用も広まるのではないのかという仮説を1つ立てると、業界の動きとしては代理店とツールベンダーは競合になるのかなと。

実際に、ツールを使うことでどんな業務をどれくらい効率化できるのかを分かってもらえさえすれば、
代理店不要と判断する広告主がいてもおかしくないしYahoo!とAdwordsのデータを一元管理することで、
これまで見えなかった施策が見えてくるかもしれないと個人的には思っていますし、
一部のツールを実際に使っていた身としては、使い様によっては管理画面にログインすることなく
運用の効率化を目指すことは可能だと感じています。(代理店が不要だと言いたい訳ではありません)

こういった、業界内での動きについてもこの業界はまだまだ
色々とありそうだし、もっともっと流動的に、激しくなるのではないかと考えたりしました。

最後に

喫煙所での治田さんとの雑談:こぼれ話

喫煙所にて治田さんにお会いしたので
今回のSearch Summit Tokyoにどれくらいの応募があったのでしょうか?
とお聞きしたところ倍率は4倍だったとのこと。
当選に関しては一社から多数の応募があった場合には現場で働く方(SEM従事者)を優先したそうです。

こういった粋な図らいは有難いなぁと思いながらも
来年はもっと大きな所で抽選もなく開催すると冒頭で杉原さんも仰っていましたので
日本版SMX SESの様なイベントになってくれたらなと陰ながら応援させていただきます。

治田さん、杉原さん
そして、パネリストのみなさま、スタッフのみなさま
素敵な夜をありがとうございました。

また来年お会いしましょう!
という言葉を信じて、今日もSEMの従事者として手と頭を動かします。

Search Summit Tokyo2013に行ってきた。SEOセッション編

まず
参加させて頂いてよかった、と心から思っております。

治田さんも仰っていましたが
「運用者の、運用者による、運用者の為の、お祭り」
の場に居させてもらったこと、その場の雰囲気を味わえたことで
やっぱりSEM(SEO、PPC)業界は好きだなぁー
そんな大切なコトを改めて実感しました。

searchsummit-2013

それでは
SEOとPPC(Search Summit Tokyo2013ではPaid Search)それぞれのセッションで気になったこと
大事だなーと思ったことを自分視点で書いていきます。
各パートでは過去、現在、未来の順にセッションが進んでいきましたが
そういった流れも無視して気になったことを書ければと思います。

SEOセッション:「最適化」は思考停止ワードになってないか?

検索エンジンはディレクトリ型からロボット型にシステムが変更され
それまでのSEOと言えば、「順位を上げること」がメインで効果測定さえも曖昧でとにかく順位をあげることにコミットして施策を行うことがメインだった。

それが今日、繰り返されるリンクスパムを取り締まるGoogleの動向に合わせる様に
順位を上げること=SEOではなく、
売上、収益の向上にコミットすること、ユーザに対して価値のあるコンテンツを提供すること=SEO
に変化して、順位を上げることが本質ではなくなった。

SEOの実施アプローチ自体が変わり、ユーザ視点で行うことが最早必須となっている。

SEOは他人(検索エンジン)が作ったDBに適切にインプット(Index)してアウトプット(Serp)してもらう技術でもある。
それはきっと、未来も変わらない。
SEO従事者としての今後の仕事はもっと幅が広がり、マーケティング寄りになっていくだろうし
Web制作の中に組み込まれる一部として存在する様になるかもしれない。
そういった意味では、ビジネスとしてSEOが無くなることはないだろう。

参考記事
SEOのスキルセット/あるいはSEO業界へのお誘い

SEOセッションで気になった2つの質問

・not providedについて
キーワードが見れなくなってしまうのは物凄く困る。
見れなくなってしまうから仕方無い、という人もいるがそんな簡単に割り切れる問題ではないし
今後のマーケティング活動においてインパクトが大き過ぎる。
WMT(ウェブマスターツール)と比較して見ればいい、という人もいるがデータとして
不完全なのは見れば明らかなので、本当にキーワードマーケティングを行っているのかと不思議に思う。

そうは言ってもキーワードのデータは見れなくなってしまうので
キーワードに依存しすぎていたこれまでを見直すきっかけになるかもしれない。
そういう肌感覚は、養うことができるしYahoo!のキーワードは見れる状況にある今だからこそ
焦る必要性はある。

・SEO従事者を育てるには、人材育成について
教えることが多すぎて、座学では限りがある。
OJTでやっていってもらうしかないし
得手不得手があるから、現場での経験を積んでいってもらうしかないけど
3つだけ必ず教えることがある。
1)一線を超えないこと。やってはいけないことはやらない。
2)アルゴリズムの裏をかかないこと。
3)順位をあげることに苦心しないこと。それがビジネスのゴールではないから。

他にも気になる発言やぶっちゃけ話もありましたが
当然ここには書けない内容なので割愛させて頂きます。

僕自身の経験上でも、以前はターゲットキーワードに対する順位向上が
追うべき対象でしたが、売上という命題を目の前にすると
ターゲットキーワードの順位なんかどうでも良くなる場合があります。
(所謂、BIGワードに対する順位。例えば5位を1位にしてほしい、とかそういう場合)
それよりも、異なるキーワードでの成約率が良いのでコンテンツをより良いモノにしましょう!
とか逆の場合でこのキーワード順位が良いけどクリック率が悪いから改善しましょう!
といった、よりユーザーの目線でより効果が出そうなマーケティング方法になりその後、じゃあSEOではどうしていこうかという話をするようになりました。

河田さんが冒頭に「最適化っていう言葉がどうも思考停止ワード」になっていると
仰っていたのが印象的で
検索ユーザーの気持ちや意図を汲み取れるSEO従事者でなければ
自己満足のままで終わってしまう、ということを感じたセッションでした。

Paid Searchセッションに続く。はず。

CSS NITE LP24 InHouse SEOを終えて

2012年9月22日

この日はとてもエキサイティングな日でした。
そして2ヶ月と少しが経過しました。
CSS Nite LP, Disk 24「インハウスSEO」に関するエントリーを締めることができます。

物凄く盛り上がったこのイベントが
より最大化してほしいなあと願うばかりです。
SEOだけでなく、今度はSEM(サーチエンジンマーケティング)の領域で
より巨大化もしてほしいと願っています。(他力本願ではありますが・・・)

CSS Nite LP, Disk 24「インハウスSEO」

振り返りは、個々の記事に書いたとおりです。
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2ヶ月経った今
あの場にいた方でセッション内容から何か汲み取り
実行した人が、何人いるか数えることはできませんが
おそらく、少ないような気がしています。

セッションを聴き直し記事を書きながら何度も思ったことが
下記に記載されていました。

自分で考え実行する事の意味~情報を得ただけで満足しない~
この記事を読んで、本当にそのとおりだなあと思いました。

あの場に行ったとしても、行動しないと何の意味もない。
あの場に行かなかったとしても、行動すれば何らかの意味を持つ。

僕はそんなことを思いながら、セッションの振り返りを書いていました。

そして、セッションのトップバッターだった渡辺さんの言葉を思い出しました。
「この業界に携わる人間なのに、検索エンジンのことを知らない人間が多すぎる」

僕もその一人だと思います。
ロクに検索エンジンのことも知らずに、以前はリンクばっかり貼って
毎日順位が気になって仕方がなかった。
(F5を連打すれば順位が上がるんじゃないかと、思ったりもした)
コンバージョンが上がるノウハウばかりを探していた。

・・・検索エンジンのことを理解しようともせずに。

SEOだの、PPCだの語る前に
語るべきことは、検索エンジンを理解し、何を用いてビジネスを最大化するか。
目的と手段が、まるで逆になっていた過去を否定する為に
やるべきことは、何を理解すべきか。

毎日、膨大な情報が目前に飛び込んできますが
それよりも、大事なことに目を向けるべきなんだと心から思うことです。

2冊の本を読みました。
どちらも、住太陽さんが書かれた著書です。

住さんが更新されているSEOに関するブログは超がつくほど
優良な記事ばかりで、いつもありがたく読ませて頂いております。

もう10年も前の本ですが、内容は「今」必要なSEOに対するアプローチです。
今後のSEOは、限りなくWEB制作に近い立ち位置で
語られるようになってくると思います。

WEB制作の成否が、SEOの成否に関わる重要なファクターに
なるのではないかと感じています。

その際、必要になってくるのはリンクを貼ることではなく
検索エンジンがどのような情報を求めているか
住さんの著書で語られる言葉をお借りするのであれば

「ウェブポジショニングに正解や近道のようなものはありません。
サイト内容を充実させ、検索エンジンにも人間のビジターにもわかりやすように
最適化されたコーディングを行う、という細かい作業を積み重ねることで
ウェブポジショニングを行っていきます」

アクセスアップのためのSEOロボット型検索エンジン最適化
22ページより引用

ということなんだと思います。
原点に立ち返り、何をすべきかをきちんと理解することは
紛れもない重要でかつ、基本であると
改めて教えてくれる著書でもあります。

本Blogで触れなかった Ask The SEOs

僕のBlogではAsk The SEOsについては触れません。
理由は2つあります。

1つ目はここに書いても何の面白味もないし
質問と答えの羅列になってしまうので、コンテンツとして僕自身が楽しめないなあ
と思ったのが1つ目の理由です。

2つ目はぜひ現場であの空気感を味わってほしい。
これまで、あのようなセッションは行われて来たのかもしれませんが
日本版のSMXPubconの先駆けになってくれるのではないか
ということを期待して、今回は触れません。

業界の著名な方が目の前で話してくれるあの空気感は
とても贅沢で、それを文才のない僕が表現できる訳がありません。
というのが本音の部分です。

最後に

先ほど書いた、パシさんのBlogにある通り
どんなセミナーや情報を得ようがやはり「実行」しないと
意味がないのだと思います。

幾らかのお金と時間を費やした結果
「良かった」
だけでは、前進がなく勿体無い様にも思えるのです。

検索エンジンのアルゴリズムが日々変化するように
僕たちも日々変化しなくてはいけないし
検索エンジンを利用しビジネスを最大化することを生業とするのであれば
それについては、理解し寄り添う必要があるのではないかと思うばかりです。

余りにも稚拙な締めになってしまいましたが
これにて「インハウスSEO」のレポートを終わらせていただきます。

数々の著名な方と同じ空気を吸えたことは
僕にとって貴重な体験であり
あの場で、有益なお話を聞けたことはとてもとても
うれしく、感謝しております。

最後に、スタッフさんをはじめ
楽天の三澤さんの行動力がなければ僕たちはあの素晴らしい時間を
過ごせなかったということを
改めて、この場を介して感謝申し上げます。

本当に、ありがとうございました。

勇気・愛情・努力、辻先生が教えてくれた実践的SEO【CSS NITE LP24 InHouse SEO】

誰もが辻さんのセッションを聞いて
こんな人になりたい、とか
自分もできるんじゃないか、とか

そんな印象を持ったはずだろうけど
それはかなり難しいことだし、言うほど、簡単にはなれない。

相当な努力と時間の積み重ねの上によってはじめて成り立ち
それは簡単にできるものじゃない。

憧れる前に、行動しなくちゃ自分のモノにはならない。
そういったことも教えてくれた様にも思えたセッションだった。

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撮影:飯田昌之
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【事例で考える『SEOの力』 】
講演者:フリーランス Search Engine Optimizer 辻 正浩さん

nanapiを事例から考えるSEOの力

とは言え、かなり他のブログで語り尽くされている気がするので
さらりと書いておきます。

SEOが成功した3つの要因

・ユーザーに支持されるかどうかを視点とした
コンテンツ作りに注力

・インデックスさせるページの取捨選択
(余計なページはインデックスさせない⇒重複コンテンツ対策)

ページネーションや検索結果、絞り込み検索時のURLについては
インデックスさせないように調整したと仰っていました。

・徹底的な内部の構造化
内部リンクが下層ぺーじまで行き渡るような構造へと

この話を聞いたときに思い出した記事がありました。
記事内容はコンテンツの厚みをどう構築するかという話ですが
内部リンクを渡す際の参考になるのではないかと思い返しました。

コンテンツを厚くするとは?
http://ameblo.jp/ca-seo/entry-10930955142.html

また、別軸として意識し続けたことがあると仰っていました。

・ユーザー向けの価値の向上
・検索エンジン向けの価値の向上

特にユーザー向けにはCTR改善を常に意識し
ソーシャル向けにディスクリプションを用意するなど
コンテンツ作りを継続的に、かつ記事の品質も担保されたものを
アップし続けた地道なサイト作りを行ったことが
SEOを成功させた一番の要因だったのではないでしょうか。

SEO担当者に向けた素敵なメッセージの数々

このCSS Nite LP, Disk 24「インハウスSEO」を
締めるに当たって、辻さんは素敵な言葉たちを投げかけてくれました。

それは、将にSEOのこれからを生きていかなくてならない
僕たちに対する希望の言葉の様にも思えました。

ベストプラクティスを学んぶことは大事だけど
それが1番重要かと言われたら、そうではない。

知識は重要だけど、その上に知恵を加えることで
そのサイトにおける最適なSEOを提供し実践できる。

ベストプラクティスが全てではないし
もしそうであるならば、SEO担当者としての仕事はすべてGoogleで
検索すればいい。そこに、優位性も個性もない。

※つまりSEO屋としては失格ということが言いたかったんだと思う。

何よりもSEOにはチカラがある。
Webサイトは結局、集客が大事
それをSEOが手助け、ビジネスにインパクトをもたらすことができる。

まだ、SEOを完璧に、完全に出来ているサイトはまだない。
逆に言えば
だからこそSEOには価値がある。

これらの言葉たちは勇気と愛情、そして努力の大切さを
教えてくれました。

ベストプラクティスは目の前にある

最後に。
最新のSEOベストプラクティスを目の前で見たいなら
nanapiを見ればいい。

そこには色んなエッセンスがあるように思う。
僕も先日、あることで悩んでいる時に
どうしようかなあと思いながら、nanapiを見ていた。

そこには、完璧な答えはない。
答えは無いけども、あるべき道を示してくれるような気がする。

これは辻さんが仰っていた、知識の部分で
そこから、どう実行するか、どうやるかは知恵の部分だ。

知恵の部分に、答えはない。
知恵の部分にこそ、SEO担当者の生きる道があるのではないだろうか。

そして
「nanapiを超えるサイトを作ることは今からでも可能だ」
という言葉は辻さんの本心だと思うし
完璧で完全を目指して、SEOに取り組む辻さんの背中を見ながら
僕たちはその背中を後ろで見ているだけでなく

自らの知恵を持ってして
超えたい!という想いは持ち続けていたい。

辻さん、ありがとうございました。

コンテンツSEOの実践者松尾さんが語るソーシャルメディアとSEO【CSS NITE LP24 InHouse SEO】

昨年末に、松尾さんが書かれた本
「WordPressで加速させる!ソーシャルメディア時代の[新]SEO戦略マニュアル」
は、私も書評を書かせていただきました
物凄く素晴らしく、SEOに携わる人や、サイト制作に携わる人
色んな人に読んで頂きたい1冊です。

松尾さんのスタンスはナチュラルなリンクを獲得するには
サイトプロモーションが重要で、如何に波及効果を広めていくかという
所謂「コンテンツSEO」の実践者だと私は感じています。

今や日常生活においてもソーシャルメディアは浸透し
多くの人が活用しています。

このツールを使って、コンテンツの波及を広げ、コンテンツを楽しんでもらい
SEOを有利に進めていきましょう!という松尾さんのセッション。

こうやって、口で言うは易く行うは難しの
コンテンツSEOを実践している
松尾さんのお話をまとめていきます。

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撮影:飯田昌之
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【外部リンク獲得のためのコンテンツプランニング 】
講演者:Webライダー 松尾 茂起さん

どうやって外部リンクを得るのか

外部リンクというのはサイトの人気票。
だけども、これは内部対策のように誰もが
コントロールできるような施策ではないし
なのでSEOベンダーに頼むケースが多くなってしまう。

ただ、現在の検索エンジンは購入リンクを良しとはしておらず
それによって、警告⇒ペナルティーへと受けてしまう場合も少なくない。

ならば・・・外部リンクをどうやって集めるのか。

ソーシャルメディアを利用して、紹介することを目的するのが
一番、リンクをもらいやすい。

このサイトがいいですよ!
このサイトはおもしろい!

というようにソーシャルメディアを通して紹介されることは多い。
※Twitterは、rel=”no follow”を外しました。

ソーシャルを通し紹介されるコンテンツを作ればいい。
では紹介されるには、どうするのか?

そこで!
WEB心理学の一人者で松尾大学の松尾教授が登場!
(松尾教授は途中オカンの話でアツくなりすぎて普通の松尾さんに・・・w)

ここは、冒頭でも説明した、
「WordPressで加速させる!ソーシャルメディア時代の[新]SEO戦略マニュアル」
をご覧ください。

リンクを貼る人の心理というのはどういう心の動きなのか。
を説明してくれています。

紹介してもらう(外部リンクを獲得する)コンテンツ作り

沢山の情報が蔓延するWebという世界の中で
どのようなコンテンツを世に送り出せば
ソーシャルメディアに紹介されるのか。

はてなやNAVERまとめで取り上げられる話題は「まとめ」が多いけど
そのまとめをつくるのは得策ではなくまとめられるコンテンツを作る方が
より効果的で、波及効果をもたらす。
セグメントされればセグメントされるほど、まとめられやすくなる。

情報多寡だからこそ、尖がった情報を発信しないといけない。

ある程度、既にまとまってしまっているコンテンツを
一度、セグメントすることを主眼にみてみると
より、尖がったコンテンツを生み出すことができるかもしれない。
それが、紹介してもらうコンテンツ作りの一助となるかもしれない。

だた、セグメントしたコンテンツを作ったとしても
露出をしないと意味がない。

やはりここでもソーシャルメディアはとても便利なので波及効果を狙う。

ただし、注意しておかないといけないのは
各ソーシャルメディアの使い方。

特に、Facebookは実名故に波及効果が薄まってしまう場合がある。
それもまた人間心理で、
「こんなことをシェアして友人に何か思われないだろうか」
等のマイナスな要素が働くことで、爆発的な波及効果を見込めない。

一方、Twitterは匿名だからこその、ユルさや気兼ねのいらないリツイートで
コンテンツ波及が見込めることが多い。
そして、それははてなブックマークにも影響を及ぼし
自然な外部リンクをより獲得できる。

ただし、そうなるには練られたコンテンツ設計と
情報がセグメントされている尖がったコンテンツ制作が必要になってくる。

リンクを貼ってもらうために忘れてはいけないこと

ソーシャルメディアがどんなに広まって日常生活で利用されることが
多くなろうが、今後どんなWebサービスが流行ろうとも
結局、リンクを貼るのは「人」です。

そして、貼ってもらうには
「その人にリンクを貼ってもらう行動へと促すこと」

これは、外部リンクを得るために最も大事な考え方
なのだと思います。

本当に言うは易く行うは難しですが
松尾さんはこれを実践していらっしゃいます。

昨日(10/26)のホッテントリに
睡眠不足の人に教えてあげよう!簡単に実践できる6つの睡眠改善ノウハウ
というのがあります。

これは松尾さんがプロモーションを手掛けている
サイトの1つだと思いますが
このサイトのプロモーションのやり方は物凄く勉強になりました。

このサイトなの戦略についてまた別の機会で書きたいと思いますが
セミナーで仰っていることを実践してそれをこうして結果を出されている
本物の「コンテンツSEO屋」さんです。

素敵な講演ありがとうございました。

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■こぼれ話

恋のSEOを頂きました!
ありがとうございます!
後で、サインをもらっておけばよかったと、後悔。。。

恋のSEO

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ベンダーの立場からSEO業界の是正を志す木村さん【CSS NITE LP24 InHouse SEO】

ちょっと題名がどうかなあと思いましたが

僕がこのセッションから受け取ったメッセージは
インハウスの担当者が、どうベンダーと付き合えば良いのかということ。

もう1つは
同じSEOベンダー・SEO業界を全うでかつ、クリーンなイメージにすべく
日々努力している人達がいるということ。

この2つのことを中心に記事を進めていきたいと思います。

今や、誰もが知るサイバーエージェントにて
SEO事業部で技術責任者の木村さんが
アツく、語ってくれました。

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撮影:飯田昌之
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【Googleの最新動向から見るSEO会社の使い方 】
講演者:サイバーエージェント 木村 賢さん

インハウス担当者はベンダーをもっと使って欲しい

インハウス担当者とベンダーはそれぞれに得意分野が異なる。
そうであるならもっとベンダーを活用して
インハウスのメリットを更に強めてほしい。

木村さんは、ベンダーの視点からインハウスの支援ができれば
もっとよりビジネスにインパクトを与えられるのではないかと
示唆しています。

インハウスの強みとベンダーの強みは違いを下記に並べると

■インハウスの強み
・自社サービスへの熟知をしている
・社内の調整やコンテンツの制作
・自社サービスへの成果に対するコミット

■ベンダーの強み
・情報の収集
・幅広い業界に対するデータや分析
・ツール開発

という感じになり、インハウスとベンダーでは
得意、不得意分野があるのは事実。
ならばインハウス担当者は、SEOを有利に進めるための
補完としてベンダーを使って欲しいということを
何度も強調して、セッション中お話していらっしゃいました。

リンクペナルティについて

昨今のSEOで大重要課題となっている
ペナルティについて、事例を交えてお話しくださいました。

僕から2つポイントを挙げておきます。

・警告が来たら、必ず対応すること(人工リンクは必ず外す)
・理路整然とGoogleに伝えること。
(ムダに平身低頭する必要は無い。主張するところは主張する)

幾つも、例を挙げて木村さんは説明下さいましたが
1つ1つ取り上げていくよりも
ここのセッションで感じた、僕の中で一番重要で大切で、最もアツかった!
と思ったことを書こうと思います。

こんなことを言うSEOベンダーは信用してはいけない

・Googleからの警告は自然に解除されるものだ
・再審査を行うとより、Googleよりペナルティを受ける

参考記事
http://www.sem-r.com/seo/20120229183647.html

「こういう説明をする、SEOベンダーは
自分たちのリンクの資産(つまり、購入リンク元のサイト)を守ろうとするが故の
言い訳にしか過ぎず、インハウスで行っている方やSEOを外注している方は注意してほしい」

と述べ、Googleから警告が来てしまう原因の1つとして
リンク購入があるのは、ベンダー側の責任の一端はあると説明しながら
下記の様な事も仰っていました。

「リンクを外すことで料金を取るベンダーが一部見受けられる。
こういうことをする業界だと思われ、
SEOベンダー及び業界はブラックなイメージがついてしまう。
真剣にやっているベンダーにとっては物凄く腹立たしい」

と言葉をちょっと荒げつつ
「リンク解除を無料で出来ることを確認すること
また、リンク購入に対してのリスクをきちんと説明できること
も、ベンダーを選ぶ際の基準にしてほしい」
と仰っていました。

ベンダーとして業界を正しい方向に導く努力

このセッションは
インハウスSEO担当者だけではなく
SEOベンダーに対して、強いメッセージを残したのではないか
と感じました。

それは、業界のイメージをより良くしようとする木村さんの姿勢
そのものなのではないか。
それが実現できれば、よりインハウス担当者もベンダーを信用し
ベンダーもより、インハウス担当者にSEOソリューションを
様々な視点から提供できる良い、関係が構築できる。

それは、業界として正しい方向性であって
未来永劫続けることのできる仕組みであるのではないか

そんな、未来を木村さんは描いているのではないかと
僕は感じました。

インハウスの担当者同様に、日々SEOと向き合う
ベンダーがいるということ、業界の為に、将来の事業継続の為に
努力し続けている人達がいるということを
理解する必要が、インハウス担当者にもありそうです。

最後に木村さんのアツイ一言で締めたいと思います。

インハウスで抱える課題を
ベンダーを使って解決してほしい
そのためにSEOベンダーは全力で寄り添っていきたい。

力強くまた、心強い一言だったと僕は思いながら聞かせて頂きました。

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こぼれ話

木村さんとは、僕が学生の頃に一緒にお仕事させて頂き
その頃から親しくさせてもらっています。
(ありがとうございます!)

そんなこともあり今回の記事は相当に気を遣いましたw

木村さんがもしこの記事をご覧になられた際に
「バカヤロウ!」
と怒られないように今の自分にできる全力で
そして、感じたままに書かせて頂きました。

もし、お気に召さないようでしたら
記事公開時から、謝罪しておきます。

「申し訳ございません」
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インハウスSEO担当者が実践すべき道を照らしてくれたハントさん【CSS NITE LP24 InHouse SEO】

日本ではあまり名前をお聞きしませんが
1990年代から検索エンジンマーケティングの実践者として
ご活躍されて、今ではSEMPOの理事長でもあるハント 肇子さん。

海外でご活躍されている実践者をわざわざ日本での講演に
呼んだ三澤さんも相当交渉したのではないかなと思いながら
聞かせて頂きました。

内容は、海外のインハウスSEO事情について
そして、どう進めているかということを細かく詳細に
お話しくださいました。

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撮影:飯田昌之

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【海外企業インハウスの構造と対策にみるIn-House SEOのあり方 】
講演者:AJPR ハント 肇子さん

欧米企業では、インハウスでSEOを行うケースが多くなってきている

・完全にインハウスでSEOを行う企業
・コンサルタントを交え、SEOを行う企業

上記2つが増えてきた。

・サイトのイメージやメッセージを統一したい(海外展開する中で)
⇒海外展開するサイトはどんどん数が増えるので、それぞれの代理店に任せてしまうと
サイトのデザインも、マーケティング手法も、代理店のやり方に任せてしまい
やっていることがバラバラになってしまうので、勿体ない。

・コストやリソースのムダを省きたい
⇒サイトの修正だけでも数が多くなり、その度にSEOに関する修正もしなくちゃいけないので

・レポートを統一して、ゴールへの共有化
⇒各国バラバラな代理店に任せると、レポートの体裁もゴールも全てが違うので
それは予め、統一しゴールへの共有をきちんと行う。

こういった問題を無くすためには、インハウスで行うことで解決できる。
また、無駄や重複も防ぐことができるので企業はどんどん
インハウスでSEOを進めるケースが増えてきたそうです。

と、ここまで書きましたが
1つ1つ書き上げるのはさすがに厳しいので
ハントさんのセッションで気になった2つのポイントを
書きたいと思います。

Center of Excellenceのススメ

対策を取るべき項目を洗い出して
それ毎にプロジェクトを作ってしまう。
担当は基本1人で、レポートを作り、発表する。

これはSEOだけではなく
広告やソーシャル、PR、WEB戦略等も同時に行えば
それぞれの分野との横のつながりも構築が出来るし
更には、こういった企業文化を作ることで、様々な分野のことにたいして
興味を持ってもらい、SEO担当者は社内でSEOを進めることがしやすい
環境を作れるのではないかと。

例えば、「Googleアルゴリズム変化」ということに対してレポートを作成。
その内容を発表しながら、社内におけるSEOへの理解を進められ
社内におけるSEOの必要性を深めることが可能になる。

専門職が企業内での存在感を示すためには
良い機会作りの場になるのでは、と思います。

Scrumのススメ

細かなタスクを管理して、いつまでに終わらせるのかを洗い出し
スケジュールに落とし込むことで、作業の重複を防ぐ。

メンバーは誰なのか
優先度はどうなのか
チーム内のプロジェクトを明確にして売上の最大化を目指す。

これからSEO担当者が行うべきこと

最後に、ハントさんが仰った言葉が凄く素敵だったので
転記させていただきます。

「SEO担当者は熱意があって、情熱もある。
でもそれが仇となってしまうときがある。
実行したいことをお願いしやすい環境を作るためにも
SEO担当者以外の担当者の仕事内容や状況を
理解しないといけない」

仕事における状況や立場はそれぞれ違いますが
SEOが社内に必要だ!
というのは大事ですが、SEOを社内に浸透させるために
まずは、社内のSEO以外の担当者のことを理解することが
必要なのではないか。

インハウスでSEOを進めるにあたって
とても大事な、考え方だと思いました。

理想的なインハウスSEO担当者が、企業内でどう仕事を進めていけば良いのか
そして、どう構築するべきか
道を照らしてくれた、素晴らしいセッションだったと思います。

ありがとうございました。

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